広島でも多くの候補者が立候補した10月末の衆議院議員選挙、みなさんは投票に行きましたか?
選挙に興味がない。投票するにしても候補者もよく分からない。そんな人も多いかも知れませんね。
Youth Vote! HIROSHIMAでは、衆院選に際して、広島で投票した10代・20代の有権者が、どのようなきっかけ・投票基準で投票に行ったのかをアンケート調査しました。
なお、本調査の実施について、広島ホームテレビの取材を受けた様子については、下記の記事をご覧ください。
Youth Vote! HIROSHIMAの取り組みについて、広島ホームテレビで取材を受けました
目次
- 若年有権者の投票意識調査概要【衆院選2024広島】
- 363人の広島の有権者に回答いただきました
- 回答の分析方針及び設問設定意図について
- 衆院選2024広島の若年有権者の投票意識調査結果を分析
- 広島の10代・20代の声を政治に!
- 本調査データの利用について
若年有権者の投票意識調査概要【衆院選2024広島】
まずは、今回実施したアンケート調査の概要について簡単にご説明します。
アンケート項目
今回のアンケート調査では、以下の設問を用意し、回答にご協力をいただきました。
- 1.年齢
- 2.住民票の県内有無
- 3.今回の投票有無
- 3-1-1.投票先の選挙区
- 3-1-2.投票に至ったきっかけ
- 3-1-3.小選挙区における投票基準
- 3-1-4.比例ブロックにおける投票基準
- 3-1-5.小選挙区で選んだ候補者の当選後に望むこと
- 3-1-6.比例ブロックで選んだ政党の議席獲得後に望むこと
- 3-2.今回の選挙で投票にいかない理由
- 4.過去の投票経験の有無
- 4-1.過去の投票経験の数
- 4-2.過去に投票経験がない理由
- 5-1.比例代表制についての理解度
- 5-2.選挙制度についての疑問
- 5-3.選挙制度に対する要望
各設問の意図については、結果と合わせて後述させていただきます。
実施方法
本アンケート調査は、期日前投票の始まった10月16日から投票日の1週間後に当たる11月2日までの期間で実施しました。
調査方法については、下記の手段を用いて実施しています。
- 投票所出口での質問紙調査
- Web(Googleフォーム)
- 質問紙
質問紙とGoogleフォームでは同様の設問を実施していますが、回答分岐の都合上、Googleフォームでの回答者には一部の設問が表示されていません。
なお、投票所出口での質問紙調査については、下記の場所に設置された期日前投票所及び当日投票所にて複数回実施をしております。
- 広島市中区役所
- 広島市東区役所
- 広島駅南口地下広場
- 東広島市役所
- フジグラン東広島
- 東広島市立中央中学校
なお、実施場所の選定については、Youth Vote! HIROSHIMAメンバーが現地で実施可能、かつ大学生など調査対象が多く居住しているであろう地域を対象としています。
本調査は、下記の各地域を管轄する選挙管理委員会(敬称略)による許可・指導の下で実施をしております。
実際に使用した質問紙もご覧いただけます。
対象者
2024年の衆議院議員選挙に置いて、広島県内に在住もしくは選挙権を有する、18歳から29歳の有権者を調査対象としました。
363人の広島の有権者に回答いただきました
今回のアンケート調査の実施に当たり、全期間で合計363人の有権者の方にご協力いただきました。ご協力いただきました皆様には深く感謝申し上げます。
今回のアンケート調査の回答者について、下記の4点で回答者の属性をまとめていきます。
- 年齢
- 居住地
- 投票対象
- 今回の衆院選での投票の有無
回答者の年齢割合
年齢については、下記の選択肢から選択する方式で回答を求めました。
- 18~20歳
- 21~23歳
- 24~26歳
- 27~29歳
- 30歳以上
回答結果は以下のとおりです。
年齢 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
18~20歳 | 127 | 34.99% |
21~23歳 | 102 | 28.10% |
24~26歳 | 79 | 21.76% |
27~29歳 | 38 | 10.47% |
30歳以上 | 17 | 4.68% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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回答者の住む地域
回答者の投票対象を知るため、住民票が広島県内と広島県外のどちらにあるかを訪ねました。
回答結果は以下の通りです。
住民票 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
広島県内 | 356 | 98.07% |
広島県外 | 7 | 1.93% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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回答者の今回の衆院選での投票行動の有無
回答者が今回の選挙で投票をしたかどうかを下記の選択肢から選択する形で尋ねました。
- した
- まだしていないがする予定
- する予定はない
期日前投票期間にも調査を行っていたため、回答時点ではまだ投票していないものの、今回の衆院選で投票予定の回答者を分けています。
結果は下記の通りです。
投票の有無 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
した | 358 | 98.62% |
まだしていないがする予定 | 4 | 1.10% |
する予定はない | 1 | 0.28% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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回答者の投票対象の選挙区・比例ブロック
回答者が、どこの選挙区で投票を行ったのかを下記の選択肢から選択する形で尋ねました。
- 広島1区
- 広島2区
- 広島3区
- 広島4区
- 広島5区
- 広島6区
- 比例 中国ブロック
- 広島県外の小選挙区(”都道府県名+◯区”というくくりでの投票)
- 広島県外の比例ブロック(”比例+〇〇ブロック”というくくりでの投票)
なお、グラフ上では同一回答者でも小選挙区と比例ブロックのそれぞれに対する回答を1回答としているため、割合については実際の数字とは異なります。
投票対象 | 回答数 | 割合 | 割合(小選挙区のみ) |
---|---|---|---|
広島1区 | 148 | 22.09% | 41.00% |
広島2区 | 17 | 2.54% | 4.71% |
広島3区 | 14 | 2.09% | 3.88% |
広島4区 | 174 | 25.97% | 48.20% |
広島5区 | 0 | 0.00% | 0.00% |
広島6区 | 2 | 0.30% | 0.55% |
比例 中国ブロック | 303 | 45.22% | |
県外の小選挙区 | 6 | 0.90% | 1.66% |
県外の比例ブロック | 6 | 0.90% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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回答の分析方針及び設問設定意図について
回答結果の分析については、以下の手順で実施しております。
- 回答の集計
- 各項目を、類似項をまとめて分類
- 各カテゴリの回答数及び割合を算出
事前に分類項目を用意するのではなく、類似項をまとめる形としております。そのため、従来の意識調査では用意されているであろう回答分類がない、あるいは各分類の粒度には若干のばらつきがございます。
なお、分類において極力主観を排除するため、複数名での妥当性の確認を行いました。
また、各設問は原則として記述式での回答を依頼しております。この設問設定意図としましては、選択肢に縛られず柔軟な回答を求めるということが第一となっています。
選択式にすることによって、回答者の考えとは異なる回答に誘導することの無いようにとの配慮から、記述式での調査となりました。
なお、1つの回答に複数分類の要素がある場合には、その回答を複数分類に該当するものとして処理をしているため、分析結果の総数と回答総数は一致しない場合がございます。
衆院選2024広島の若年有権者の投票意識調査結果を分析
今回のアンケート調査の結果をご紹介します。該当項目は以下の通りです。
- 3-1-2.投票に至ったきっかけ
- 3-1-3.小選挙区における投票基準
- 3-1-4.比例ブロックにおける投票基準
- 3-1-5.小選挙区で選んだ候補者の当選後に望むこと
- 3-1-6.比例ブロックで選んだ政党の議席獲得後に望むこと
- 3-2.今回の選挙で投票にいかない理由
- 4.過去の投票経験の有無
- 4-1.過去の投票経験の数
- 4-2.過去に投票経験がない理由
- 5-1.比例代表制についての理解度
- 5-2.選挙制度についての疑問
- 5-3.選挙制度に対する要望
3-1-2.投票に至ったきっかけ
今回の衆議院議員選挙で「投票を行った」あるいは「投票に行く予定」と回答した人に対し、なぜ投票しようと思ったのかを質問しました。
設問は「今回、選挙で投票しようと思ったきっかけはなんですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
本設問は、同世代が投票に行く動機を可視化することにより、現状で選挙に関心がない層が投票に行く心理的ハードルを下げることを目的としています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 選挙権の行使・政治参加のため
- 政治への不安・不満
- 他者に勧められた
- 初めての選挙だから
- 入場券などで投票日を知った
- 若年層の投票が必要だと感じた
- 特になし
- ネットで選挙に関心を持ったから
- 報道で選挙に関心を持った
- 時間があった
- 特定の投票先に投票したい
- 投票所が近くにあった
- その他
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
選挙権の行使・政治参加のため | 144 | 40.45% | 134 | 39.41% |
政治への不安・不満 | 49 | 13.76% | 45 | 13.24% |
他者に勧められた | 42 | 11.80% | 41 | 12.06% |
初めての選挙だから | 26 | 7.30% | 26 | 7.65% |
その他 | 17 | 4.78% | 17 | 5.00% |
入場券などで投票日を知った | 15 | 4.21% | 15 | 4.41% |
若年層の投票が必要だと感じた | 14 | 3.93% | 13 | 3.82% |
特になし | 13 | 3.65% | 13 | 3.82% |
ネットで選挙に関心を持ったから | 13 | 3.65% | 13 | 3.82% |
報道で選挙に関心を持った | 9 | 2.53% | 9 | 2.65% |
時間があった | 6 | 1.69% | 6 | 1.76% |
特定の投票先に投票したい | 4 | 1.12% | 4 | 1.18% |
投票所が近くにあった | 4 | 1.12% | 4 | 1.18% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
投票をするのは当然、投票しないともったいないという趣旨の回答が約4割と多く見受けられました。
また、学校で選挙に行く重要性を学んだという回答も見受けられたほか、家族や友人・会社で声をかけられたり連れられて投票に行ったという声も1割程度を占めています。
投票・選挙というとしっかりと知識や考えがあって行くべきだというイメージがあるかも知れませんが、ある意味「選挙はとりあえず投票するもの」くらいの感覚でもまずは周りの人と一緒に行ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか?
初めての選挙だったり、ネットや報道で興味を持ったりと投票に行くきっかけは人それぞれであり、これらのきっかけを投票につなげられるような仕組みも重要であると感じられますね。
投票所入場券などで選挙があることを知って投票に行ったという層も見受けられ、SNSやネットといった能動的に情報を得たりパーソナライズされた情報に触れる機会が増えた一方で、テレビや新聞といった受動的に情報を得る機会が減った現代でいかに情報を届けるかという点も今後重要になるのではないでしょうか。
3-1-3.小選挙区における投票基準
今回の衆議院議員選挙で「投票を行った」あるいは「投票に行く予定」と回答した人に対し、小選挙区での投票先を選んだ基準を質問しました。
設問は「小選挙区の投票の際、投票先の候補者を選んだポイントは何ですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
同世代がどのような基準で投票しているかを可視化することで、「投票先の選び方がわからない」という層に対して、投票に行く後押しになる事を目的としています。
また、10代・20代が何を求めているのか、何が投票行動に影響するのかを可視化することで、より若い世代に即した政策の実現につなげることも1つの目標です。
加えて、選挙において若い世代に刺さる動きを提示することにより、今後の選挙で立候補を考えている方がこれを取り入れることで、若い世代がより選挙に関心を向けやすくなる土壌の形成につながることを期待しています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 公約の内容
- 消去法・特定政党への不安
- 政党・支持基盤
- 実績
- 特になし・なんとなく
- 名前を知っている
- 人柄・雰囲気
- 若者を見ている
- 信頼できる
- ボートマッチ等の結果
- 候補者の属性
- 選挙活動の様子
- その他
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
公約の内容 | 124 | 35.03% | 121 | 35.38% |
消去法・特定政党への不安 | 54 | 15.25% | 53 | 15.50% |
政党・支持基盤 | 45 | 12.71% | 43 | 12.57% |
実績 | 26 | 7.34% | 25 | 7.31% |
特になし・なんとなく | 22 | 6.21% | 20 | 5.85% |
その他 | 18 | 5.08% | 17 | 4.97% |
名前を知っている | 17 | 4.80% | 16 | 4.68% |
人柄・雰囲気 | 10 | 2.82% | 10 | 2.92% |
若者を見ている | 9 | 2.54% | 9 | 2.63% |
信頼できる | 9 | 2.54% | 9 | 2.63% |
ボートマッチ等の結果 | 8 | 2.26% | 8 | 2.34% |
候補者の属性 | 7 | 1.98% | 6 | 1.75% |
選挙活動の様子 | 5 | 1.41% | 5 | 1.46% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
政策・公約が自分の考えに近い候補者を選んだという趣旨の回答が約3分の1を占める結果となり、各候補者の掲げる内容をしっかりと見て選んだという人が多く見受けられました。
なお、ボートマッチなどのサービスを利用したという人も一定数見受けられたように、自身の考えに近い候補者を選びたいけれど、各候補者の公約を全て目を通すのは大変だという場合には、これらのサービスを活用してみることもおすすめです。
また、ポジティブなものとネガティブなものを合わせると、およそ3分の1の回答者が所属政党などを基準に選んだと回答しており、支持基盤を見て投票先を決めた層も多くいることがわかります。
一方で、人柄や雰囲気、信頼感などといった候補者個人の属性を見て投票している人も一定数いることも見て取れます。
投票基準は人それぞれであり、難しく考えすぎずにまずは投票所に足を運んでみることから始めるとよいでしょう。
3-1-4.比例ブロックにおける投票基準
今回の衆議院議員選挙で「投票を行った」あるいは「投票に行く予定」と回答した人に対し、比例ブロックでの投票先を選んだ基準を質問しました。
設問は「比例ブロックの投票の際、投票先の政党を選んだポイントは何ですか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
小選挙区における投票基準と同様に、同世代の投票基準を知ることでの投票行動へのハードルの低減、および若年層へのアプローチについての提言を通して若年層が選挙に関心を持ちやすい環境の醸成を目的としています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 公約の内容
- 消去法・特定政党への不安
- その他
- 特になし・なんとなく
- 信頼できる
- 実績
- 名前を知っている
- (以前から)支持している
- 若者を見ている
- イメージ・印象
- ボートマッチ等の結果
- 所属する政治家
- 選挙活動の様子
- 選挙前の議席数
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
公約の内容 | 160 | 45.98% | 154 | 45.56% |
消去法・特定政党への不安 | 27 | 7.76% | 27 | 7.99% |
その他 | 23 | 6.61% | 23 | 6.80% |
特になし・なんとなく | 21 | 6.03% | 19 | 5.62% |
信頼できる | 19 | 5.46% | 19 | 5.62% |
実績 | 19 | 5.46% | 19 | 5.62% |
名前を知っている | 16 | 4.60% | 16 | 4.73% |
(以前から)支持している | 16 | 4.60% | 15 | 4.44% |
若者を見ている | 12 | 3.45% | 12 | 3.55% |
イメージ・印象 | 11 | 3.16% | 11 | 3.25% |
ボートマッチ等の結果 | 10 | 2.87% | 9 | 2.66% |
所属する政治家 | 5 | 1.44% | 5 | 1.48% |
選挙活動の様子 | 5 | 1.44% | 5 | 1.48% |
選挙前の議席数 | 4 | 1.15% | 4 | 1.18% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
比例での投票基準についても、概ね小選挙区と同等の傾向が見受けられました。
少数ではありますが、所属する政治家によって政党を選んだという回答や、選挙前の各党の議席数を鑑みて国会でのバランスを重視したという回答なども有り、小選挙区よりもより大局的な視点での投票が行われたと考えられます。
また、各政党の比例ブロックでの候補者に注目した旨の回答は今回のアンケート回答者からは見られず、各党の議席獲得により当選する候補者についての関心は底まで高くないのだろうという結果になりました。
3-1-5.小選挙区で選んだ候補者の当選後に望むこと
今回の衆議院議員選挙で「投票を行った」あるいは「投票に行く予定」と回答した人に対し、小選挙区で投票した候補者が当選した際に、政治家として何を望むかを尋ねました。
設問は「小選挙区で投票した候補者が当選したら、何をすることを望みますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
少子高齢化の影響などを受け、若年層が「自分が投票しても変わらない」という無力感を投票に行かない理由として挙げがちな昨今において、投票に行っている同世代が何を求め、何を重視して投票行動を行っているかを可視化することで、投票に対する目的意識の醸成及びそれに伴って投票行動を促すことを目的としています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 税制改革・賃金上昇
- 公約の実現
- 政治改革・信頼できる政治
- 経済政策
- 子育て・教育政策
- 若者目線での活動
- 労働政策
- 今よりも良くなってほしい
- 地方活性化・地元に貢献
- 現状維持
- 戦争・平和・国防関連
- 税金の使途見直し
- 特になし
- その他
なお、「公約を実現してほしい」といった旨のみが記載された回答と、特定の政策の実行を求める回答については別で集計しております。
この集計方法については、本調査において各回答者の投票先については質問していないため、投票先の候補者がその制作を公約として掲げているのかどうかが同定できないためにこのような形としています。
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
税制改革・賃金上昇 | 47 | 17.80% | 46 | 17.90% |
公約の実現 | 36 | 13.64% | 36 | 14.01% |
経済政策 | 29 | 10.98% | 28 | 10.89% |
特になし | 29 | 10.98% | 28 | 10.89% |
政治改革・信頼できる政治 | 29 | 10.98% | 29 | 11.28% |
その他 | 26 | 9.85% | 25 | 9.73% |
子育て・教育政策 | 14 | 5.30% | 14 | 5.45% |
若者目線での活動 | 13 | 4.92% | 13 | 5.06% |
労働政策 | 12 | 4.55% | 12 | 4.67% |
今よりも良くなってほしい | 10 | 3.79% | 9 | 3.50% |
地方活性化・地元に貢献 | 8 | 3.03% | 8 | 3.11% |
現状維持 | 4 | 1.52% | 3 | 1.17% |
戦争・平和・国防関連 | 4 | 1.52% | 3 | 1.17% |
税金の使途見直し | 3 | 1.14% | 3 | 1.17% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
税制改革や賃金上昇・経済政策・労働政策などについて期待をするという声が多く、報道やSNSなどで見られた今回の選挙で注目されていたポイントとも合致する傾向にありました。
一方で、政治改革や信頼できる政治をしてほしいと行った声や、公約について有言実行を求めるなど、現状の政治に対して不信感を持つ声も一定数見受けられました。割合としては投票基準として消去法や特定政党への不安などを理由に上げた層と同程度となっています。
同時に実施した立候補者に対するアンケート調査でも、今回の選挙の争点として経済政策や政治とカネの問題が多く挙げられており、後者については政治改革などと完全に同義ではないものの、概ね立候補者側と有権者側で今回の選挙の争点に対する認識が一致していたのではないかと考えられます。
立候補者に対するアンケート調査については、下記の記事をご覧ください。
【衆院選2024】広島の立候補者へのアンケート結果を分析!
3-1-6.比例ブロックで選んだ政党の議席獲得後に望むこと
今回の衆議院議員選挙で「投票を行った」あるいは「投票に行く予定」と回答した人に対し、比例ブロックで投票した政党が議席を獲得した際に、政党として何を望むかを尋ねました。
設問は「比例ブロックで投票した政党が議席を獲得したら、何をすることを望みますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
前項の小選挙区で投票した候補者が当選した場合と同じく、同世代が投票の先に描いているものを可視化することで投票に対する目的意識の醸成及びそれに伴って投票行動を促すことを目的としています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 税制改革・賃金上昇
- 政治改革・信頼できる政治
- 公約の実現
- 経済政策
- 若者目線での活動
- 子育て・教育政策
- 今よりも良くなってほしい
- 社会保障・福祉政策
- 日本人のための政治
- 地方活性化・地元に貢献
- マイノリティ政策
- 国民への情報発信
- 特になし
- その他
なお、前項の小選挙区で投票した候補者が当選した場合と同じく、「公約を実現してほしい」といった旨のみが記載された回答と、特定の政策の実行を求める回答については別で集計しております。
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
税制改革・賃金上昇 | 48 | 18.39% | 46 | 18.18% |
政治改革・信頼できる政治 | 39 | 14.94% | 39 | 15.42% |
その他 | 35 | 13.41% | 32 | 12.65% |
公約の実現 | 30 | 11.49% | 28 | 11.07% |
特になし | 24 | 9.20% | 23 | 9.09% |
経済政策 | 21 | 8.05% | 21 | 8.30% |
若者目線での活動 | 16 | 6.13% | 16 | 6.32% |
子育て・教育政策 | 15 | 5.75% | 15 | 5.93% |
今よりも良くなってほしい | 10 | 3.83% | 10 | 3.95% |
社会保障・福祉政策 | 6 | 2.30% | 6 | 2.37% |
日本人のための政治 | 5 | 1.92% | 5 | 1.98% |
地方活性化・地元に貢献 | 4 | 1.53% | 4 | 1.58% |
マイノリティ政策 | 4 | 1.53% | 4 | 1.58% |
国民への情報発信 | 4 | 1.53% | 4 | 1.58% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
前項の小選挙区についての質問と比較して、政治改革や信頼できる政治の実現などを求める回答が多く見受けられました。
加えて、マイノリティ政策や国民に対する情報発信を求める声が増えたほか、全体として小選挙区に付いてのせいつもんよりも回答の幅が広くなっていた印象を受けます。
3-2.今回の選挙で投票にいかない理由
今回の衆議院議員選挙で「投票する予定はない」と回答した人に対し、その理由を質問紙ました。
設問は「選挙に行かない(行けない)理由を教えて下さい。」というものであり、回答は自由記述形式でした。
なお、本アンケート調査は主に投票を行った人、もしくは投票をする予定の人を対象としており、回答者は1名となっています。
設問の意図
若年層の投票率が低迷しているとされる昨今において、なぜ投票に行かないのかを可視化することを目的としています。
なお、先述の通り、本アンケート調査は主に投票を行った人、もしくは投票をする予定の人を対象としており、この設問はあくまで参考となっています。
集計結果
本質問の該当者は1名であり、回答としては、住民票が現在住んでいる所にないというものでした。
選挙区内の別の住所に住民票があるため、現在住んでいる所で投票ができると思ったができなかったと言う旨の回答をいただきました。
不在者投票の仕組みや各投票所での投票可能な要件についてなどの周知について、より若年層が接しやすい方法で強化する必要性を感じる内容となっています。
4.過去の投票経験の有無
全回答者を対象に、今回の衆院選以前に公職の選挙における投票経験があるかどうかを尋ねました。
設問は「過去に議員や首長など公職の選挙で投票をしたことはありますか?(今回の選挙を除く)」というものであり、回答は「はい」もしくは「いいえ」から選択する方式でした。
設問の意図
今回の衆院選での投票行動について、継続して投票行動を行っている層と今回始めて投票する層の比率を可視化することにより、過去に投票経験がなかった場合でも「今からでも遅くない」という形での投票行動への後押しとなることを目的としています。
集計結果
各回答の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
はい | 204 | 60.53% | 191 | 59.13% |
いいえ | 133 | 39.47% | 132 | 40.87% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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集計結果について
過半数が過去に投票経験があるとの回答となりました。
4-1.過去の投票経験の数
「過去に投票経験がある」と回答した人に対し、過去の投票経験の概数を尋ねました。
設問は「過去に何回程度、選挙で投票したことがありますか?」というものであり、回答は下記の中から選ぶ選択式でした。
- 1回
- 2-4回
- 5-7回
- 8回以上
設問の意図
若年層が投票に行く頻度について、どの程度のものなのかを可視化することを目的としました。
集計結果
各回答の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
2~4回程度 | 115 | 57.21% | 113 | 60.11% |
1回 | 51 | 25.37% | 51 | 27.13% |
5~7回程度 | 24 | 11.94% | 20 | 10.64% |
8回以上 | 11 | 5.47% | 4 | 2.13% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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集計結果について
過去に複数回の投票行動を行ったことがあるという回答者が多い結果となりました。
4-2.過去に投票経験がない理由
「過去に投票経験がない」と回答した人に対し、その理由を尋ねました。
設問は「投票に行かなかった、もしくは行けなかった理由を教えてください。」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
今回初めて投票行動をとった若年層に対して、なぜこれまで投票しなかったのかを可視化することで、投票する動機を自己申告に寄る今回の投票したきっかけとは別視点から検討し、若年投票率向上への有効な取り組みを考える手がかりとすることを目的としました。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 選挙権がなかった
- 関心がなかった
- 住民票を移していなかった
- 忙しかった
- 選挙があること・日程を知らなかった
- (期日前)投票所が遠かった
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
選挙権がなかった | 76 | 61.29% | 76 | 61.29% |
関心がなかった | 25 | 20.16% | 25 | 20.16% |
住民票を移していなかった | 9 | 7.26% | 9 | 7.26% |
忙しかった | 7 | 5.65% | 7 | 5.65% |
選挙があること・日程を知らなかった | 6 | 4.84% | 6 | 4.84% |
(期日前)投票所が遠かった | 1 | 0.81% | 1 | 0.81% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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集計結果について
本調査の対象年齢の都合上、過去の選挙時点では18歳未満であったために選挙権がなかったとの回答が過半数を占めました。
次いで多かったのが、これまでは選挙に関心がなかったからという旨の回答であり、今回の選挙で初めて何らかの関心を持って投票したという層が一定数いるのではないかと推測されます。
また、住民票に関する回答も見られ、不在者投票については周知と簡略化の両方の視点からのアプローチが求められるように感じられます。
5-1.比例代表制についての理解度
全回答者に対して、今回の衆院選でも投票のあった比例代表制について、どの程度の理解度であるかを尋ねました。
設問は「衆議院議員選挙の「比例代表制」では、どのように議席数が決定するかを知っていますか?」というものであり、回答は下記の3択から選択する方式でした。
- 知っている(議席の計算方法などもわかる)
- 何となく知っている
- よくわからない
設問の意図
若年層の選挙に対する知識・理解度を尋ねるための設問として、全体の質問数の多さを鑑みて1問のみ設置しました。
選挙への理解度を尋ねることで「よくわからない」という理由で投票に行かない層に対して、実際に投票している同世代がどの程度理解してるかを可視化することで投票のハードルを下げるとともに、「投票における必要知識」を提供することの投票率向上に対する効果の程を推察する手がかりとなることを目的としています。
集計結果
それぞれの選択肢の回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
なんとなく知っている | 161 | 49.54% | 155 | 49.84% |
知っている(議席の計算方法などもわかる) | 99 | 30.46% | 96 | 30.87% |
よくわからない | 65 | 20.00% | 60 | 19.29% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。
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集計結果について
よくわからないという回答は、約2割程度となっていました。
また、何となく知ってはいるものの、どのようにして議席が配分されるのかなど詳細なことはわからないという回答が約半数を占める結果となっています。また、授業で習ったから知っている、という声も回答募集中にいただきました。
投票所出口での調査中には、今回の比例の投票先で略称が同じ政党があることについて、制度の問題のかなどと話しながら出てこられる投票者も一定数見受けられ、選挙制度に対する周知を行うことでより明確な石を持った投票行動に繋がりうるのではないかという感想の浮かんだ調査でした。
5-2.選挙制度についての疑問
全回答者に対して、選挙制度に対しての疑問点や不明点はないかを尋ねました。
設問は「選挙制度について、なにか知りたい・よくわからないことはありますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
選挙制度に対する不明点や疑問点を尋ねることで、若年層に同じ疑問を持つ人がいることへの安心感を想起させることを目標の1つとしています。
また、これらを可視化することで、弊メディアでの発信や選挙管理委員会などへの発信提言などを通して、若い有権者が持っている選挙への疑問を払拭することの手がかりとすることも目的としています。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- 選挙制度
- 候補者などの情報
- 政治の仕組み
- 投票期間の周知
- 最高裁判所裁判官国民審査の仕組みや顔ぶれ
- 選挙の必要性
- 選挙情報の入手方法
- その他
なお、本設問への回答でありながらも、その趣旨が明確に次の設問に該当するものである場合は、集計から除き、次の設問の結果に含めています。
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
選挙制度 | 19 | 54.29% | 19 | 54.29% |
候補者などの情報 | 9 | 25.71% | 9 | 25.71% |
政治の仕組み | 2 | 5.71% | 2 | 5.71% |
その他 | 1 | 2.86% | 1 | 2.86% |
投票期間の周知 | 1 | 2.86% | 1 | 2.86% |
最高裁判所裁判官国民審査の仕組みや顔ぶれ | 1 | 2.86% | 1 | 2.86% |
選挙の必要性 | 1 | 2.86% | 1 | 2.86% |
選挙情報の入手方法 | 1 | 2.86% | 1 | 2.86% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
そもそも、選挙制度や政治の仕組みがわかりにくく(難しく)、全体的にわからないことが多いという趣旨の回答が過半数を占めました。言い換えれば「よく分からない中での投票」をせざるを得ない状況であるということであり、選挙制度などについての適切な形での発信の必要性が感じられる結果となりました。
また、情報の発信・取得という点においては、投票期間や各候補者・政党についての情報に対して他の人はどうやってアクセスしているのか?という疑問も挙げられており、若い世代にも適切に伝わる方法での発信方法を検討する必要性が感じられます。
5-3.選挙制度に対する改善要望
全回答者に対して、選挙制度に対して改善してほしい点はないかを尋ねました。
設問は「選挙制度について、「もっとこうだったらいいのに」「こういう風に変わればいいのに」と思う点はありますか?」というものであり、回答は自由記述形式でした。
設問の意図
若年層が選挙制度に対して求めているものを可視化することで、より若年層が投票に足を運びやすくするために必要な施策を検討する土台とすることを目標としました。
集計結果
回答内容に応じて類似項をまとめた分類項目は下記の通りです。
- ネット投票の実現
- アクセスしやすい候補者情報の一覧化
- 気軽に選挙に行けるような投票所の実現
- その他
- 若者向けの投票率向上施策
- 各政党・候補の選挙姿勢
- 大統領制
- 立候補しやすい仕組みづくり
- 投票権に年齢比重・年齢上限
- 不在者投票の簡易化
- 投票者に特典
- 投票の義務化
- 投票期間・受付時間の延長
- 選挙情報の周知強化
- もっと踏み込んだ学校教育
- 選挙特番をもっと早く
- 比例代表制の廃止
- 公平な報道
- 候補者の経歴の開示
- 小選挙区制の廃止
それぞれの回答数と割合をまとめたものが下記の表です。
分類 | 総数(件) | 総数(%) | 18~29歳(件) | 18~29歳(%) |
---|---|---|---|---|
ネット投票の実現 | 49 | 32.89% | 49 | 34.03% |
アクセスしやすい候補者情報の一覧化 | 23 | 15.44% | 22 | 15.28% |
気軽に選挙に行けるような投票所の実現 | 13 | 8.72% | 12 | 8.33% |
その他 | 9 | 6.04% | 9 | 6.25% |
若者向けの投票率向上施策 | 8 | 5.37% | 8 | 5.56% |
各政党・候補の選挙姿勢 | 8 | 5.37% | 8 | 5.56% |
大統領制 | 6 | 4.03% | 5 | 3.47% |
立候補しやすい仕組みづくり | 6 | 4.03% | 5 | 3.47% |
投票権に年齢比重・年齢上限 | 3 | 2.01% | 3 | 2.08% |
不在者投票の簡易化 | 3 | 2.01% | 3 | 2.08% |
投票者に特典 | 3 | 2.01% | 3 | 2.08% |
投票の義務化 | 3 | 2.01% | 2 | 1.39% |
投票期間・受付時間の延長 | 3 | 2.01% | 3 | 2.08% |
選挙情報の周知強化 | 3 | 2.01% | 3 | 2.08% |
もっと踏み込んだ学校教育 | 2 | 1.34% | 2 | 1.39% |
選挙特番をもっと早く | 2 | 1.34% | 2 | 1.39% |
比例代表制の廃止 | 2 | 1.34% | 2 | 1.39% |
公平な報道 | 1 | 0.67% | 1 | 0.69% |
候補者の経歴の開示 | 1 | 0.67% | 1 | 0.69% |
小選挙区制の廃止 | 1 | 0.67% | 1 | 0.69% |
この結果を円グラフに示したのが下記のグラフです。なお、表示の都合上、回答割合が2.0%以下の回答は「その他」に含めています。
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集計結果について
インターネット上での投票を求める声が非常に多く上がる結果となりました。これに加えて、アクセスしやすい状態での候補者や政党の情報の一元化、選挙情報の周知の強化を求める声も多く、選挙・投票をより身近にアクセスしやすくすることが重要であるという結果となっています。
近いところでは、立地的な面は勿論、欧米のように投票所の周りでイベントをするなど、気軽に行きたくなるような投票所づくりを求める声も多く挙がっています。
加えて、投票の義務化や投票をした人への特典、踏み込んだ学校教育など、積極的に皆が投票に行くような環境作りが必要であるとの声も見られました。
また、首相交代に伴っての解散選挙であったためか、議院内閣制ではなく、首相を直接選べる大統領制を導入してほしいという意見も見られ、政治への関心という点においては上がってきているとも見て取れます。
広島の10代・20代の声を政治に!
衆院選2024における意識調査では、アンケート形式で若い有権者がどのような考えで投票をし、選挙に対してどのような姿勢でいるのかを昨年の統一地方選挙に引き続き調査しました。
今回は投票に行かなかったという人も、同世代がどのような考えを持って投票にいっているのかをぜひ読んでみて、次回以降の選挙で投票に行こうかなと検討してみてもらえると嬉しいです!
また、現職の政治家の方や今後選挙に立候補予定の方、そして行政の側で選挙に関わる方々に付きましても、若い世代が何を求めているのかを知り、今後の政治や選挙運営に役立てていただけますと幸いです。
末文にはなりますが、今回の意識調査においてご回答いただきました有権者の皆様、および意識調査の実施にご協力いただきました各地域の選挙管理委員会を始めとする皆様には厚く御礼申し上げます。
本調査データの利用について
Youth Vote! HIROSHIMAでは、若年層の政治・選挙への関心及び投票率向上に向けて活動しております。
これらの目的に則し、かつ公序良俗に反しない用途での利用の為に回答データをご希望の際は、回答者の個人がわからない形での回答データの公開を受け付けております。
ご希望の場合はコンタクトフォームより用途・所属がわかる形でのご連絡をいただければ幸いです。引用元明記かつ上記条件に則したご利用については歓迎させていただいております。
なお、本件につきましては、結果(当ページ)の公開について、年内に広島市及び東広島市記者クラブへのプレスリリース投函を予定させていただいております。