11月16日、広島県立賀茂高校にて、2年生の公民の授業の一環として選挙の出前授業が行われました。
「賀茂高校生×若手市議 地域をつなぎ、未来を創る -ジブンゴトが町のこと-」と銘打ち、投票の必要性などについての選挙管理委員会からの講義の後、参加した東広島市の若手市議会議員との対談などが活発に行われました。
対談では、広島大学の川口広美准教授の進行の下、生徒と市議で「若者の政治参加を進めるにはどうすればよいのか」というテーマで対談が交わされました。現在の東広島市の試みは、何が目的でそれは有効なのか、そして他にはどのような働きかけが思いつくかなど、生徒と議員を交えての意見交換の場となりました。
なぜ若者が政治関心を持てないのかというところで、現状の選挙啓発活動の在り方についての疑問や、政治が遠いものにしか感じないから身近なところに落とし込んでわかりやすく発信してほしいなど多くの意見が挙がりました。
他にも、SNSの積極的な活用や投票所の数を増やすなど、選挙をより身近に感じられるような取り組みのほか、普段の授業内容の改善やイベントなどで触れる機会を増やすなど、様々な案が高校生から集まっていました。
終了後の質疑応答では、選挙の際に大変だったことや、政治家から見たメディアの信用度、議会の実態など多くの質問が起こっており、生徒たちにとっても有意義な時間になったのではないかと思われます。
学校側が事前に東広島市内の高校生を対象に行った調査では、「現在住んでいる市や町の政治にどの程度関心があるか」という質問には約4割が非常に、もしくはある程度関心があると回答しており、「自分自身の生活と政治とはどの程度関係していると思いますか」という質問には約7割が非常に、もしくはある程度関係していると回答していたとのことです。